創業100周年を迎えたイタリア発「Loro piana(ロロ・ピアーナ)」が、先見の明を持つ起業家ファミリーの驚くべき物語を綴った書籍 『Master of Fibres』 を発売

2024/12/03
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香


今年創業100周年を迎えたイタリア発「Loro piana(ロロ・ピアーナ)」。この度、100年の歴史と伝統を祝して、著述家、歴史家、ジャーナリストのニコラス・フォルケス執筆による、先見の明を持つ起業家ファミリーの驚くべき物語を綴った書籍 『Master of Fibres』 をアスリーヌ社より発売します。

それは、6世代にわたって受け継がれてきた卓越性、職人技、そして比類ないものへの情熱の物語です。本書では、ロロ・ピアーナの最も重要なマイルストーンを描き、毛織物商から今日のメゾンの姿へとどのように成長したかを語ります。

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著者のニコラス・フォルケスは、ロロ・ピアーナ・ファミリーのメンバーへの広範なインタビューを通じて事実と物語を収集し、ロロ・ピアーナのアーカイブである写真や歴史的文書を深く掘り下げることで、イタリアのノウハウと職人技に深く根ざしたロロ・ピアーナの世界における忘れられない瞬間を浮き彫りにしながら、時を超えた特別な旅へと読者を誘います。

本書は、1800年代半ばに毛織物商のジョヴァンニ・ロロ・ピアーナに与えられたパスポートから、究極の品質、エレガントなシルエット、そして世界で最も貴重な繊維の取り扱いで知られるラグジュアリーメゾンへと成長した、1世紀以上にわたる卓越した歴史を描いています。 

1924年、ピエトロ・ロロ・ピアーナは、ピエモンテ州セージア川の渓谷、ヴァルセージアに毛織物工場を設立しました。セージア川は上質な織物の生産に欠かせない、澄んだきれいな水で知られています。1980年代は、ピエール・ルイジとセルジオ・ロロ・ピアーナの努力により、今や世界的アイコンとなったグランデ・ウニタ・スカーフのような独自の製品が完成しました。セルジオ・ロロ・ピアーナは生まれながらのスタイル感覚を持ち、ピエール・ルイジは卓越性と世界最高の繊維の発見に対する飽くなき探求心を持つエンジニアでした。兄弟は完璧にお互いを補い合い、その結果洗練された控えめなスタイルと自然が与えてくれる極上の原材料、ビキューナ、ザ・ギフト・オブ・キングス®、カシミヤ、ベビーカシミヤ、ロータスフラワーなどで緻密に作られた、エフォートレスでリラックス感のあるウェアが誕生しました。ロロ・ピアーナでは、卓越したテキスタイル・エンジニアリングと伝統的な職人技が、自然がもたらす極上の原材料と融合し、愛好家のために素晴らしい逸品を生み出しています。

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196ページにおよぶこの手作りの本には、150点のイラストや写真が掲載されており、セルジオ・ロロ・ピアーナのお気に入りのファブリックのひとつであるコットンとリネンで作られたロロ・ピアーナ・テラ・セルジオの生地で覆われた、豪華なクラムシェルケースに収められています。表紙はメゾンの職人技の証であり、触り心地も良く、豊かな感覚的品質への賛辞です。本書は、アスリーヌ社のアルティメット・コレクションの一部で、伝統的な技法で手製本され、アート品質の紙に色見本が手仕事で付けられています。 

書籍 『Master of Fibres』 は2024年11月21日より、ロロ・ピアーナ銀座店とアスリーヌ直営店、およびAssouline.comで発売中です。