執筆者:遠藤友香
一般社団法人新虎通りエリアマネジメントは、2025年1月8日(水)まで、今年開通10周年を迎えた新橋・虎ノ門を結ぶ新虎通りで、「えがお」を描き「ひかり」を灯すイルミネーション企画「ひかりの実 2024」を開催中です。
「ひかりの実」は、美術家の髙橋匡太さんが考えた、みんなで作る参加型のイルミネーション作品です。果実袋に「えがお」を描き、LED の光を入れて樹木に取り付けます。みんなの「えがお」が、たくさんの「ひかりの実」となって灯り、あたたかな夜の風景をつくります。
髙橋さんは「昨年に引き続き今年は10周年事業としての取り組みの中、たくさんの皆さんのご協力、ご参加いただき本当に嬉しく思います。1500人の方のだれかの笑顔を思うやさしい気持ちがこもった、たくさんのひかりの実が新虎通りに灯る様子は、道ゆく人を暖かい気持ちにさせてくれることでしょう」とコメントしています。
新虎通りでは、昨年初めて「ひかりの実」企画を開催しました。地域の小学校や保育園、近隣居住者やオフィスワーカーの方にご参加いただき、約400もの「えがお」が集まり街を彩りました。そして、新虎通りエリアマネジメント設立10周年を迎えた今年、近隣企業のご協力の元、「ひかりの実」がパワーアップして帰ってきます。
昨年は新虎通り歩道街路樹2本に「ひかりの実」が設置されましたが、今年は大幅に拡大し、15本の樹木への設置が決定。新虎通りエリアマネジメント会員企業の方々と共に、新虎通りの冬を灯します。
新虎通りは、2023年に東京都内で初めて「歩行者利便増進道路(ほこみち)」として利便増進誘導区域に指定され、食事施設の設置、イベントの開催などによる賑わいの創出を図ってきました。今後も新虎通り全体を活用した企画を連続的に展開することで、新橋・虎ノ門エリアのさらなる活性化に貢献していくとのことです。
新虎通りエリアマネジメント事務局担当者は「おかげさまで新虎通りエリアマネジメントは設立10周年の節目を迎えることができました。これからも地域の皆様や近隣企業様から、エリアマネジメント活動へのかかわりやご支援をいただきながら、これからの10年に向けて新虎通りを更に盛り上げていきたいです。
『ひかりの実』は誰もが参加できる参加型の光の作品で、今回もお子様から大人まで多くの皆さんに『えがお』を描いていただきました。これからも『ひかりの実』をはじめ、エリアマネジメント活動を通じて地域のつながりをつくっていけたらと考えています」と述べています。
<髙橋匡太(たかはしきょうた) プロフィール>
光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動している。京都市京セラ美術館、東京駅100周年記念ライトアップ、十和田市現代美術館など建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品を創り出す。多くの人とともに作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手掛けている。
■「ひかりの実 2024」
日時:2024年12月2日(月)〜2025年1月8日(水)
場所:新虎通り
主催:新虎通りエリアプラットフォーム協議会(一般社団法人新虎通りエリアマネジメント・港区芝地区総合支所) 協賛企業:キーコーヒー株式会社、トラスコ中山株式会社、株式会社同和ライン、株式会社永谷園ホールディングス、 森ビル株式会社、安田不動産株式会社、公益財団法人東京都道路整備保全公社、独立行政法人都市再生機構、日鉄興和不動産株式会社、大林新星和不動産株式会社、 株式会社フジタ、トヨタモビリティ東京株式会社、株式会社デンソー、東洋海事工業株式会社(サンブリヂグループ)