⽇⽐⾕公園でアート体験を!⼤巻伸嗣、永⼭祐⼦、細井美裕の3名のアーティストによる「Playground Becomes Dark Slowly」

2024/05/08
by 遠藤 友香

執筆者:遠藤友香

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日比谷公園 噴水広場の様子


東京都が主催し、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社が制作、運営、PR事務局を務める「Playground Becomes Dark Slowly」が、2024年5⽉12⽇まで⽇⽐⾕公園にて開催中です。

東京都は、四季を通じた花と光の演出によって、公園の新しい楽しみ⽅を届ける「花と光のムーブメント」を実施しています。今回新たに、花と光に「アート」を掛け合わせ、「Playground Becomes Dark Slowly」と題したアートインスタレーションを展開。⼤巻伸嗣⽒、永⼭祐⼦⽒、細井美裕といった3名のアーティストによる企画や展⽰を通して、アート体験を楽しむことができます。

本イベントのキュレーターは⼭峰潤也が務め、コンセプトは「公園という都市の隙間の中で変化していく⽇の光を感じながら、⾃然への想像⼒を駆り⽴てること」。⽇中は永⼭祐⼦の《はなのハンモック》を中⼼としたプレイグラウンド、夜は光を放つ⼤巻伸嗣の《Gravity and Grace》、また細井美裕がサウンドスケープの視点から⽇⽐⾕公園の⾳を収集し、再構築した《余⽩史》など、⼀⽇を通して公園で新たなアートを体感できます。

2024年4月26日に行われたプレス内覧会には、山峰潤也、大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕、東京都生活文化スポーツ局長の古屋留美、そしてスペシャルゲストとして西内まりやが登壇。

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古屋留美氏


古屋留美は「日比谷公園120設置された、非常歴史深い伝統ある公園です。この公園できたときは非常新しいチャレンジング取り組みたくさん重ねられ公園できました。都民新しい時代文化出会う、文化発信拠点して日比谷公園始まって、さん愛さいるそういう公園この公園できたよう都民さん新しい価値届けするっていうことやっいきたい思い、このムーブメント取り組みお願いしました

新しい取り組みいうアートですアートいうどなたにも入口なる素晴らしい要素思います。洋花、洋食、洋楽新しい要素都民価値して提供してきたこの公園新しくアートいうもの上乗せよりさん楽しんいただける公園したいーそういうことが、今回このプロジェクトお願いした趣旨です」と述べました。

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⼭峰潤也氏


⼭峰潤也は、今回のアートインスタレーションについて、以下のように語っています。

日比谷公園だけではなく公園いうもの自体皆さん記憶どのよう存在してある日常どういうふう存在しているということを思いながら今回二つ時間大きく考えました。

幼少、皆さん公園遊ば記憶あると思いますが、暗くなってくる帰るわけですね。そんな暗がりで、虫のだったりか、小さなさえずりだったりみたいものだんだん意識が向かっていく

また子供から大人へと変わっいく時間という暮れいくようだんだん進んいく。大人なってから、公園いうもの場所存在違っ見えくる。そういった意味では、公園には異なる時間そしてそれぞれたち物語がある場所思うです

そういったことを踏まえこのプレイグラウンド象徴するような、展開する絨毯永山さん作っていただきましたし、また暗がり輝く大巻さん作品あります。そして、またその二つ象徴的存在全く逆側ベクトルから、たくさんたち集合体拾っ集めるることによって、色々な人たちのナラティブを感じることできる細井さん作品など様々方向から展開考えて、このよう企画としました」。

次に、各アーティストによる作品について、みていきましょう。

1.⼤巻伸嗣《Gravity and Grace》(会場:草地広場)

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⼤巻伸嗣氏


「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する、アーティストの⼤巻伸嗣。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である⾝体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための⾝体的時空間の創出を試みています。

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《Gravity and Grace》


⼤巻伸嗣は作品《Gravity and Grace》について、「この作品は、2016年の「あいちトリエンナーレ」からスタートした作品ですが、もっと言え震災原子炉問題私達関わらざる得ないエネルギー問題そういった社会における自分たち重力見えない重力その調たらしめるものだろうっていうその問いを、震災以降私達日常で認識するために作っ作品だったです

昨年、国立美術館大きな展覧会させいただいて、美術館いう展示することができました。そこやはり日常ではなく日常空間で、作品さんいただくことできました。その日常空間だからこそ日常もの考えたりするよう先ほど⼭峰さん二つ時間というおされましたが、違っその側面考えるきっかけしたい。

屋外公園日常自体に、日常アート作品関わったらどんな空間生まれるのだろうもしくは日常アートというもの美術館いうところしか成り立たないかもしれないですそういったもの美術館出てこの日常空間立ち現れときそれアートなる何かその問い生まれるまたその関わりどういうもの生み出しいくっていう挑戦ここではできるじゃないいうふう思っどんどんどんどんそういうも巡っいます」と語りました。

2.永⼭祐⼦《はなのハンモック》(会場:第⼀花壇)

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永⼭祐⼦氏


1975年東京⽣まれの建築家 永⼭祐⼦。1998年昭和⼥⼦⼤学⽣活美学科卒業。1998年⻘⽊淳建築計画事務所勤務。2002年永⼭祐⼦建築設計設⽴。主な仕事に、「LOUIS V UITTON 京都⼤丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会⽇本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。主な受賞歴に、JIA新⼈賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、i FDesign Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年⼤阪・関⻄万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進⾏中です。

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《はなのハンモック》


永⼭祐⼦は作品《はなのハンモック》について、「今回こういうお話いただいて、日比谷公園訪れに、普段建築設計してますので、ある意味敷地来たみたいどこ置くと、よりこの公園新しい体験することできるっていう目線で色々見て回りました。

一番最初入っこの広い芝生広場そこ何かが生えていて、お花その足元を覆っているようなだったですが、普段それどちらかいう遠くから鑑賞するものして置かてる思うですが、何かちょっと触れ合っみたい

例えば、お花畑あっ素敵思ってもその転がること多分できない思うですが何かこういったハンモックあれその花畑転がるみたいを、もしかすると体験できるじゃないかといったことから、中心花畑作って、その転がる体験作りたい思いました。

ハンモックは、の漁網リサイクルしたもので、ゴミ問題自然環境気候変動みたいな、そういうも私達身近問題してだんだん迫っている思うですそういった教科書伝えるのでなくて、例えば子供遊びを通して、このハンモック漁網を一度再生して作っものっていうストーリーまで、興味持っもらえると嬉しいです」と述べています。

3.永⼭祐⼦《はなの灯籠》(会場:⼼字池)

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《はなの灯籠》


永⼭祐⼦は、光の粒を携えた花⼀輪を、来場者の⽅々の⼿で⽔辺に浮かべてもらうワークショップ《はなの灯籠》に関して、以下のようにコメントしています。

この場所来たときに、⼼字池が最初入ってきたのですが、ただどうしても鬱蒼が生えているのでなかなか水辺寄れないですが、今回このセットして浮かべワークショップ予定していますがそういった体験ワークショップやることによって少し水辺近づくきっかけできるじゃないと思いました。

この公園はすごく色々なもの色々な場所に、すでにポテンシャル高い状態ありそれどうやっ作っ作品を通して新しく発見できるってことが、すごくやりたかっことです。そういう自分にとって公園みたいそれぞれ発見してもらいながら体験して、またそういった経験持ち帰っもらえたらいうふう思っています」

4.細井美裕《余⽩史》(サウンドインスタレーション)(園内各所)

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細井美裕氏


1993年⽣まれの細井美裕。マルチチャンネル⾳響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台作品、また、⾳を⼟地や⼈の記憶媒体として扱いサウンドスケープを再構築するなど、⾳が空間の認識をどう変容させるかに焦点を当てた作品制作を⾏っています。⻑野県⽴美術館、愛知県芸術劇場、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、⼭⼝情報芸術センター[YCAM]、国際⾳響学会、⽻⽥空港などで作品を発表しています。

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《余⽩史》


細井美裕は《余⽩史》について「普段、作品作っまして、今回大巻さん永山さん圧倒的ビジュアル作品作られることを、参加する段階把握していたのでそうであれもう振り切っても大丈夫そうだ思いまし作品して日比谷公園アーカイブする、公的アーカイブするという、リサーチベースプロジェクトなっています。

具体的には、信頼しているもの見方している作家さんやサウンドエンジニア研究者方、公園含む研究方々といった、普段は音を使っない視点録音あってもいいじゃない思いました。

そういった方々1ヶ月くらいかけ日比谷公園色々なところ彼ら主観録音していただきました。将来的そのデータから環境状況分析する可能性っていう踏まえ人間可聴域ではない帯域、例えばものすごい低い振動ものすごい高いとか、にかく普段聞こえていないこの環境キャプチャーするためデータっていう収録あわせ行っまして、合計おそらく50以上に今回の録音参加していただきました。

アウトプットして公園園内放送スピーカーのみ使用することしました公園過去鳴らしきたこの瞬間重ね出せたらいい思いました」とコメントしています。

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西内まりや氏


スペシャルゲストとして登壇した西内まりやは「この歴史ある日比谷公園とい場所入っ瞬間、遠く見える皆さん作品に、何かいつも公園に来ている感覚とまた違う、ワクワクし気持ちになりました。

先程、実際ハンモックそべったのですが、そうやっ何歳なっ公園来て楽しめ空間ということ、またこういった機会が日本でももっともっと増えたらって思っていたので、とても嬉しかっですし、たくさん伝えいけたらっていうふう思いました」と述べました。


以上、⽇⽐⾕公園にて開催中の「Playground Becomes Dark Slowly」について、ご紹介しました。日の光と影の移り変わりをアートとして捉え、訪れる人々に新たな感動をお届する本プロジェクトを、ぜひ楽しんでください。


■「Playground Becomes Dark Slowly」
会期:2024年4⽉27⽇(⼟)〜5⽉12⽇(⽇)
会場:⽇⽐⾕公園(千代⽥区⽇⽐⾕公園)
時間:9:00〜22:00
⼊場:無料・予約不要
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/s...
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