執筆者:遠藤友香
ものづくりを通して「暮らしを豊かにする」ことを目指す、大阪のクリエイティブユニット「graf(グラフ)」。この度、グラフはルイ・ヴィトンが運営するアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」にて 、子どもを対象としたコミュニケーションプログラム「Wonder! Espace Louis Vuitton Osaka(ワンダ ー エスパス)」をスタートします。
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris
Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton
エスパス ルイ・ヴィトン大阪は、パリにある芸術機関「フォンダシオン ルイ・ ヴィトン」の「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として、同館の現代アートを中心とした所蔵作品を紹介しています。2015年のエスパス ルイ・ヴィトン東京における同プログラム始動に続けて、2021年にルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋5Fにオープンしました。
グラフようちえんとは、グラフが行うものづくりの視点から、こどもたちのこころを育むラーニングプログラムで、ワンダーエスパスはグラフようちえんとエスパス ルイ・ヴィトン大阪のコラボレーションによる子ども向け参加型プログラムです。
自分で考えたり、表現したりする体験を通して、こどもたちのこのような豊かなこころを育む機会をつくることを目指し、プログラム開発を行っています。日常にある身近な表現手法を通して、アートの楽しみ方を広げ、新しい発見や驚き、ワクワク感を引き出すことを目的としています。
講師に迎えるアーティストやクリエイターとともに、展示中の作品を参加者自らの体験として取り込んでもらえるよう、魔法をかけたような特別な時間を過ごして欲しいという想いが込められているとのこと。
第1回目は、現在「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」で行われているドイツ人アーティストのウラ・フォン・ブランデンブルクの個展「CHORSINGSPIEL(コアージングシュピール)」にあわせたワークショップを展開します。
©️Akikoisobe
ゲスト講師として、アオイヤマダと高村月からなるポエトリーダンスユニット「アオイツキ」を招き、「ことばと踊る」をテーマに進められます。作品内のキーワードを身体の動きに変換し、展示空間内で作品を楽しむワークショップとなっています。
作家の制作手法から広がる新たな物語の中で、自由に身体を表現する楽しさを感じてみてはいかがでしょうか。
©️Akikoisobe
アオイツキ(ゲスト講師)
アオイヤマダと高村月が踊り語ります。自身の記憶の断片に凹凸を与え、身体と言葉のパフォーマンスへと昇華させることを試みています。ライブパフォーマンスやワークショップなどを行っているポエトリーダンスパフォーマンスユニットです。
土地や記憶から派生した高村月の脚本を元に、アオイヤマダが楽曲制作を行い、踊り語りシリーズ『ヒッチハイカー季節~冬~』、『文字の旅』、『居超』、『追憶特急チョコレート』などの作品を生み出しています。最近では、北アルプス国際芸術祭や宇多田ヒカルのライブ『SCIENCE FICTION』でパフォーマンスなどを行いました。
■Wonder! Espace Louis Vuitton Osaka vol.1 「ことばと踊る」
日時:2025年4月5日(土)10:00-11:40(受付開始 9:45-)※7-12歳対象
4月6日(日)10:00-11:40(受付開始 9:45-)※4-6歳対象
会場:エスパスルイ・ヴィトン大阪(大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトンメゾン大阪御堂筋 5F)
対象:1日目(4月5日 ): 7-12歳
2 日目(4月6日 ): 4-6歳
定員:各回20名
参加費:無料
共催:エスパスルイ・ヴィトン大阪、graf
※申し込みは、すでに締め切っています。予めご了承ください。