創造と対話の拠点であるロンドンのテート・モダンにて、「GUCCI(グッチ)」が2025年クルーズファッションショーを開催

2024/05/01
by 遠藤 友香

Tate Modern from North Bank © Tate Photography

執筆者:遠藤友香


1921年、フィレンツェで創設された「GUCCI(グッチ)」は、世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドのひとつです。ブランド創設100周年を経て、グッチはクリエイティビティ、イタリアのクラフツマンシップ、イノベーションを称えながら、ラグジュアリーの再定義への歩みを続けています。グッチは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアの名だたるブランドを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングに属しています。

この度、グッチは、5月13日(現地時間)にロンドンで予定している2025年クルーズ コレクションのファッションショーを「Tate Modern(テート・モダン)」で行うことを発表しました。

ロンドンのダイナミックな文化的景観を背景にしたテート・モダンは、クリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノによるグッチ2025年クルーズ コレクションのビジョンを発表するのに理想的な舞台です。テート・モダンは、創造と対話の拠点であり、多様な視点からの意義深い会話や議論を生み出し、文化交流を促進する場所です。ここでは、アートと建築の相互作用がイノベーションを鼓舞し、ロンドンという都市そのもののように、さまざまな境界を超える挑戦を促す環境を創出しています。

サバト・デ・サルノは長年にわたり幾度となくロンドンを訪れ、この街の多様な文化に深く触れてきました。その経験をインスピレーション源に、さまざまなアイデア、スタイル、個性の集結とそのコントラストがもたらす豊かなクリエイティビティを掻き立てるロンドンのエッセンスを表現します。


グッチとロンドンとの関係は深く、グッチオ・グッチによるブランド創設の前にまで遡ります。グッチオにとって1897年にロンドンで過ごしたことは、ラグジュアリーとクラフツマンシップへの理解を深める重要な瞬間となりました。ザ・サヴォイ ホテルでポーターとして働き、ロンドンの活気ある文化の中心といえる場所に身を置いた体験から、後にグッチのブランド アイデンティティを確立する洞察力を得たのです。

テート・モダンでの2025年クルーズ ファッションショーの開催にあたり、グッチはアート、ファッション、そして伝統の融合をテーマの中心に据えています。この機会は、グッチの輝かしい歴史をたたえるだけでなく、多様な文化的背景を尊重し、その交流と対話を育むというブランドのコミットメントを再確認するものであり、グッチの物語を通して、場所、人々、モーメント、美意識の相互作用を体現しています。


グッチは、責任ある企業として文化的に重要な場所やそのコミュニティにポジティブな影響を与える取り組みを推進しています。その一環としてテート・モダンで2024年秋に開催される「Electric Dreams」展を支援するほか、若手クリエイターとともにテート・モダンの活動を支援する3年間のパートナーシップを締結しました。グッチとテート・モダンは、インクルーシビティとエンパワーメントを高めるという共通のコミットメントのもと、コミュニティ内の積極的な交流を促進し、多様なオーディエンスのクリエイティビティを刺激することを目指します。