新進気鋭の建築家クマタイチが会場デザインを担当! 中田英寿が代表を務める株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY主催の日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2024 at ROPPONGI HILLS」

2024/04/23
by 遠藤 友香

執筆者:遠藤友香

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サッカー日本代表の中田英寿が代表を務める株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY は、2024年4月29 日(月・祝)まで、「六本木ヒルズアリーナ(東京都港区六本木)」にて、日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2024 at ROPPONGI HILLS」を開催中です。

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中田英氏寿氏 PHOTO BY KAZUMI KURIGAMI


「CRAFT SAKE WEEK」とは、オーガナイザーである中田英寿が日本全国を巡り、日本酒、農業、工芸を中心に数多くの生産者と出会い、日本が誇る文化や技術に触れる中で、特に日本酒の奥深さと可能性を強く感じたことから、「日本文化の素晴らしさを多くの人たちに伝えたい」と2016年にスタート。全国選りすぐりの日本酒にクローズアップし、日本酒の魅力や日本酒と密接な関係にある食文化を発信しています。これまでに東京・六本木だけでなく、博多や仙台などの地方都市でも開催し、延べ80万人の方が来場しました。

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「CRAFT SAKE WEEK 2024 at ROPPONGI HILLS」は過去最⻑の12日間の開催となり、全国から厳選された酒蔵120蔵と予約困難な有名レストランをはじめとする15店のレストランが出店します。期間中、毎日異なるお酒のテーマを設けており、開催初日の4月18日(木)は、「頑張れ、北陸!!の日」をテーマに、北陸エリアの酒蔵10蔵が参加。北陸の魅力と活力を再び輝かせ、今年1月の震災からの復興への道を歩む、北陸の日本酒を飲んで酒蔵を応援しました。12時のオープン後、スタートを待ちわびた多くの来場者の方々が日本酒や食事を楽しみ、会場は賑いをみせました。

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期間中、毎日異なるお酒のテーマを設けており、例えば4月20日のテーマは「東の星の日」。数多くの酒蔵が存在する東日本。清らかな水源や厳しい冬の寒さが日本酒の醸造に最適な環境をつくりあげ、その結果として生まれる日本酒は洗練された味わいと深い風味が特徴です。東日本の未来を背負って立つ、新政(新政酒造 / 秋田県)、飛良泉(飛良泉本舗 / 秋田県)、黄金澤(川敬商店 / 宮城県)、山の井(会津酒造 / 福島県)、会津娘(高橋庄作酒造店 / 福島県)、赤武(赤武酒造 / 岩手県)、仙禽(せんきん / 栃木県)、山形正宗(水戸部酒造/ 山形県)、田光(早川酒造 / 三重県)、日日(日々醸造 / 京都府)といった10の酒蔵が集結しました。

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また前半の参加レストランは、「誇味山」、「TexturA(テクストゥーラ)」、「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」、「白」、「Naomi Ogaki」の5店舗が出店。

本日からスタートした後半の6日間は、「お茶と海苔 山本山」、「みそめぼれ」、「メゾンドシャルキュトリーM」、「チーズ王国」、「kitchen NIHONMONO」と、素材や調味料の生産を通して、日本の食を応援する生産者が届ける5店舗のレストランが出店。

最終日の4月29 日(月・祝)には、フレンチの巨匠・ロブション氏の愛弟子として、世界各国で活躍している須賀洋介氏による「SUGALABO」(東京・神谷町)、2007 年のオープン直後から「最も予約が取れない焼き鳥店」として、世界的料理ガイドで2011年から現在まで星を獲得し続けている「鳥しき」、漁業、農業、酪農が盛んな千葉県山武市ののどかな田園風景に囲まれながらも、全国からゲストが訪れるイタリアンレストラン「Ushimaru」、京都・東山の静寂な泉湧寺の敷地内に店を構え、中心地から離れた立地でありながら、食べた人を虜にする齋藤シェフによる独創的な料理が評判を呼ぶ、予約至難の中華料理「齋華」(京都・東福寺)、札幌で多くの飲食店をプロデュースするほか、JAL のファーストクラスの食事も監修する三枝展正氏による、北海道の厳選食材をテーマに日本酒がすすむ味を追求する「みえ田」の5店舗が出店します。

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今年の会場デザインは、アートの島として注目を浴びる直島の小さな入江にあるグランピング施設「SANA MANE」の中心に建つ有機的な木のサウナ「SAZE」の設計や、グッドデザイン賞を受賞した「SHAREtenjincho」はじめ、TAILAND/隈研吾建築都市設計事務所などで活躍する、建築家の隈研吾を父に持つ新進気鋭の建築家 クマタイチが担当。

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クマタイチ氏 ©Taro Hirano


クマタイチは、東京大学大学院修士課程で建築を学び、ドイツ・シュトゥットガルトへ留学。帰国後に東京大学大学院博士号取得。アメリカ・ニューヨークの設計事務所勤務を経て、2021 年に建築の設計から運営までを行う「TAILAND」を主宰しました。隈研吾建築都市設計事務所の取締役・パートナーも務めています。

本会場は「SAKA-MORI」をコンセプトとして、まるで森のような、自然のままの木や葉で空間が構成され、直径3.2 メートルの半球の杉玉が吊るされています。会場を見たお客様からは「六本木にいるのに、森に囲まれているような不思議な感覚!」と六本木に現れたモリで、人間の原始的な楽しみであるSAKE を味わい楽しむという感覚を呼び起こす、祝祭的な場を堪能した様子でした。

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その他、株式会社マッシュスタイルラボのライフスタイルブランド「UNDERSON UNDERSON」協力のもと、オリジナルTシャツを制作し、数量限定で販売。販売した収益は、令和6年能登半島地震で特に被害の大きかった石川県の酒蔵に「石川県酒造組合連合会」を通して、義援金として全額寄付します。

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株式会社ロッテは、チョコレート事業が60周年を迎えたことを記念して、イベントブース「チョコ meets CRAFT SAKE」を展開。本ブースでは、120蔵から1銘柄ずつ、一日10種のお酒とガーナチョコレートのマリアージュを日替わりで楽しむことができます。


日本酒や日本文化の奥深さや楽しさに触れ、様々なジャンルのお料理とのペアリングを通して“新しい日本酒体験”に出会うため、ぜひ本イベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。


■「CRAFT SAKE WEEK 2024 at ROPPONGI HILLS」

日時 : 2024年4月18日(木)~29日(月・祝)/各日12:00~21:00 (L.O. 20:30)
場所 : 六本木ヒルズアリーナ(東京都港区六本木6丁目9-1)
参加蔵数 : 各日10蔵 計120蔵
レストラン数 : 15店
料金 : スターターセット 3,900円(オリジナル酒器グラス+飲食用コイン11枚)
※2回目以降のご来場の際は、スターターキットのグラスを持参いただくと、追加コイン購入のみでお楽しみいただけます。

ウェブサイト : http://craftsakeweek.com/
公式アプリ : Sakenomy https://www.sakenomy.jp/