ウィンタースポーツの世界へ新たな旅を! 「グッチ アルティテュード」初のウィンタースポーツウェアコレクションを発表

2025/11/02
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


1921年、フィレンツェで創設された「GUCCI(グッチ)」は、雪に覆われた壮大な風景を舞台にした新コレクション「グッチ アルティテュード」と、その広告キャンペーン発表を通じて、ウィンタースポーツの世界への新たな旅を始めます。

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高地でのパフォーマンスとブランドを象徴するコードを融合させたこのデビュー コレクションは、空と山、静寂と躍動が織りなす雄大な世界を探求し、「高み」というテーマ が物理的にも象徴的にも浮かび上がります。

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本広告キャンペーンには、かつてジュニアスキーチャンピオンとしてゲレンデを滑走し、その後テニス界の頂点へと 駆け上がったグローバル・ブランドアンバサダーのヤニック・シナーが登場。果てしなく続く白銀の峰々を背景にした彼の姿は、あらゆる挑戦において成功への鍵となる集中力と規律の象徴であり、グッチ アルティテュード コレクションのパフォーマンスとマインドセットを同時に体現しています。

ヤニック・シナーは、本広告キャンペーンについて次のように語っています。

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「雪山に囲まれた中での撮影は、とても特別でユニークな体験でした。昔から山が大好きな私にとっても、今回の撮影が行われたロケーションは本当に素晴らしい場所でした。グッチはいつも想像を超えるアイデアを届けてくれますが、今回はまるで魔法のようで、決して忘れることのない経験となりました」。

ウィンタースポーツウェアの精密さと、グッチに受け継がれるレジャースタイルの伝統を融合させた本広告キャンペーンは、鍛錬と快適さのバランスの中に新たなコレクションの魅力を描き出しています。

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各アイテムは静謐な美しさの中にフォルムと機能を融合させ、自然環境と調和するようにデザインされています。テクニカルなエレメントを洗練されたシルエットへと昇華し、現代的な視点で再解釈したウィンタースポーツウェアは、スポーツシーンはもちろん、 アフタースキーや街でも洗練されたスタイルを叶えます。グッチのロゴをあしらったゴーグルやラップアラウンドサングラスなど、スポーツに着想を得たアイウェアも登場。こうして華やかさだけでなくコントロールと意志、そして確実性を軸に、本コレクションは次の挑戦へと向かう人を静かにサポートします。

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テクニカルウェアの機能性とブランドのシグネチャーコードを融合してデザインされた本コレクションは、最先端テクノロジーと洗練を兼ね備え、通気性に優れた3層構造や撥水加工、スキーパス用ポケットやタッチスクリーン対応素材など、実用性にもこだわっています。

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またウェア、アクセサリー、シューズに加え、グッチはHEADとのパートナーシップにより、精密なクラフトマンシップが息づくアイテムも発表。スキーやアウトドアアクティビティのために作られたこのセレクションには、グッチを象徴するウェブストライプ入りのスキー板とストック、スノーボード、スポーツバッグ、ヘルメットを取り揃え、冬の極限に挑む瞬間に対応するテクニカルスポーツウェアの新たな定義を提示します。

なお、大丸札幌店1階イベントスペースでは、本コレクションを取り揃えたGucci Altitude Pop-Upショップを、2025年11月26日(水)から12月9日(火)の期間限定で展開します。


グッチ アルティテュード コレクション https://www.gucci.com/jp/ja/ns...


■クレジット

Director: Stillz

Photographer: Stef Mitchell

Stylist: Sydney Rose Thomas

Make Up: Michiko Ikeda

Hair: Daniela Magginetti

Talent: Jannik Sinner

はじまりは、J.S. バッハと蔦屋重三郎の数奇な関係?! ホテルグランバッハ東京銀座が、世界が愛する抹茶をベースに、ユニークなコンセプトのオリジナルカクテルを発売

2025/10/30
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


ホテルグランバッハ東京銀座
は、抹茶を素材にユニークなコンセプトで創作するオリジナルカクテル「THE CONNECTION(ザ・コネクション)」を、2025年11月7日(金)より、バー&ラウンジ「マグダレーナ」にて提供します。

新カクテル「THE CONNECTION」の創作は、ホテルグランバッハのヘッドバーテンダーである高橋司氏が二人の天才の数奇な“つながり”を発見したことから生まれました。

本ホテルにその名前を冠する“音楽の父”と称されるJ.S. バッハが、ドイツ・ライプツィヒで1000以上に及ぶ名曲を残してその生涯を閉じたのが1750年。

そして、本年テレビドラマ「べらぼう」にてその人生を描かれ、江戸の自由な絵画出版文化の繁栄を築き上げた蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)が生まれたのが、なんと1750年で、二人は同じ18世紀の前半と後半を生きたクリエイターだったのです。

そして、奇しくも現在ホテルグランバッハ東京銀座が立地する場所は、江戸時代に蔦屋重三郎も親交を深めた田沼意次邸の南西角で、狩野派画塾が開設されていた跡地として知られています。

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オリジナルカクテル「THE CONNECTION」 1杯 1,815円  


これらの交差する偶然から得たインスピレーションをもとに、今や世界で愛される抹茶をレシピの主役に、和と洋の邂逅を思わせる二層からなるカクテルが考案されました。

上層の濃い常盤緑には、オーガニック茶葉から作られる「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を使用。通常は味わうことの難しい挽きたて抹茶の香りと、鮮やかな風味が楽しめます。そこに、ドイツの老舗自然食品メーカー「ザイテンバッハ」のプロテインが重なり、上品でユニークなハーモニーを奏でます。

下層のローズカラーは、京都蒸溜所の日本産プレステージジン「季の美 京都ドライジン」と、梅のリキュール「季の梅」で構成。和のナチュラルな素材が、京都を発祥の地とする狩野派の自然への美意識と重なります。

仕上げに舞うウエハーペーパーには、メトロポリタン美術館に収蔵されている狩野山雪の傑作《老梅図襖》が描かれ、再生の象徴である梅の木がバッハと重三郎のつながりをほのめかすように浮かび上がります。

本カクテル提供開始予定の 2025年11月7日(金)、ペルノ・リカール・ジャパンとのコラボレーションによるカクテルイベント「Autumn Cocktail Night feat. Pernod Ricard Japan」を開催します。イベント内にて、高橋司によるカクテルパフォーマンスとともに「THE CONNECTION」を楽しむことができます。

日時:2025年11月7日(金) 19:00 - 21:00
会場:バー&ラウンジ「マグダレーナ」
詳しくはホテルウェブサイトをご覧ください https://www.grandbach.co.jp/

【お客様からのお問い合わせ】 Tel. 03-5550-2227 (レストラン直通番号)
・掲載写真はすべてイメージで、実際と異なる場合があります。
・メニュー内容は食材の入荷状況等の理由により予告なく変更となる場合があります。
・すべての料金表示は消費税(10%)とサービス料(10%)を含んでおります。また、上記イベント時を除く外来のお客様にはカバーチャージお一人様605円を申し受けます。

時間を越えて、和洋の美が一つにつながる一杯を、ぜひお試しください。

■「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」について
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CUZEN MATCHA(空禅抹茶)は、World Matca 株式会社が、茶葉本来の味を楽しんでいただきながら、日本のお茶生産者や地球環境にも好循環を生むお茶ブランドを目指し、2020年10月にアメリカにて事業を開始。2021年7月に逆輸入ブランドとして登場しました。

茶室の円窓をモチーフにした「禅」を感じるデザインの抹茶マシンと、100% 国産オーガニックの抹茶リーフ(碾茶:てんちゃ=抹茶を挽く前の茶葉)から作られる挽きたてのフレッシュ抹茶で、至福のひとときをお楽しみいただけます。

■ヘッドバーデンダー: 高橋司(たかはし つかさ)
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2014年、ニッカ・ウィスキー・フォーラム「カクテルコンペティション」において日本一に輝き、その後、 日本バーテンダー協会主催の大会において、数々の賞を受賞。また 2018年、ヘネシー・カクテルコンペティション「ジャパンファイナリスト」並びに、同年、ロンサカパラム・コンペティション「ジャパンファイナル」に選出。2021年より、ホテルグランバッハ東京銀座のヘッドバーテンダーとして勤務。

■ホテルグランバッハ東京銀座 について

全国4か所(仙台、東京、熱海、京都)にて展開するホテルグランバッハは、J.S. バッハの音楽でゲストをお迎えする静謐な環境と、きめ細かなおもてなしで寛ぎの時を演出しています。2021年11月の開業より、ホテルグランバッハ東京銀座では、「バッハとウェルネスキュイジーヌで心身が癒されるステイ」をコンセプトに、フレンチの技法を用いた心身に嬉しい「ウェルネスキュイジーヌ」と、様々な楽器による生演奏と共に、国内外から訪れるゲストをお迎えしています。

グローバルファッションブランド「CHARLES & KEITH」が、シンガポールを拠点に活躍する現代アーティストのロバート・ザオ・レンフイが長年探求してきた「日本の鹿」に焦点を当てたアートプロジェクトを開催

2025/10/30
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


グローバルファッションブランド「CHARLES & KEITH JAPAN(チャールズ&キース ジャパン)」は、シンガポールを拠点に活躍する現代アーティスト、Robert Zhao Renhui(ロバート・ザオ・レンフイ)⽒との共同アートプロジェクト「deer of tokyo(ディア・オブ・トーキョー)」を、本日2025年10⽉30⽇(⽊)〜11⽉10⽇(⽉)まで、CHARLES & KEITH 渋⾕店にて開催します。


⾃然と都市のあいだを歩く、“静かな来訪者”たち

本企画は、2025年初頭に⾹港で発表された初回プロジェクトに続く第2弾。前作では、⾃然と都市が共存する⾹港の⽣態系に着想を得たインスタレーションを展開しました。

今回の東京では、ロバート⽒が⻑年探求してきた「⽇本の⿅」に焦点をあて、ファッションストアの空間を“⾃然史博物館”のように変貌させます。

作品のテーマとなるのは、東京周辺の⼭地に⽣息する在来種・ニホンカモシカと、伊⾖⼤島に定着する外来種・ホエジカ(通称:キョン)という、2種の“⿅のような⽣きもの”たち。⽬には⾒えない⽣体の痕跡や、都市に潜むもうひとつの⾃然の存在を、映像と⾃然素材の展⽰を通じて静かに語りかけます。


店舗の⼀⾓に出現する“⽣態のアーカイブ”

渋⾕店の⼀⾓には、時間の流れをゆるやかに感じられるよう設計された空間が登場します。ロバート⽒がフィールドワークで採取した種⼦、押し葉、⽻、樹⽪、ガラス⽚などの“儚い断⽚”がガラスのケースに収められ、映像作品とともに展⽰。

まるで⼀時的な研究室や標本室のように、都市と⾃然の関係を⾒つめ直す場をつくり出します。

学⽣との協働による空間デザイン

今回のインスタレーションでは、インテリア・家具・建築を専⾨とする東京のICSカレッジオブアーツの学⽣たちと協働し、会場の什器や椅⼦を制作。ブランドのデッドストック素材を使⽤した観覧⽤チェアや、⾃然素材の展⽰台など、機能性と詩的な感性が交わるミニマルな空間が実現しました。

本プロジェクトについて、ロバート⽒は次のように語っています。
「東京では、在来と外来という異なる2種の⿅が同じ都市圏に存在しています。彼らの姿は、“居場所” “移動” “共⽣”といったテーマを映し出すものです。渋⾕の中⼼でその痕跡を展⽰することで、時間をゆるめ、都市の中に息づくもうひとつの世界を感じてほしいと思いました」。


【アーティストプロフィール】

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Robert Zhao Renhui(ロバート・ザオ・レンフイ)

写真や映像、インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、⼈と⾃然の関係を探る作品を発表。2024年には、第60回ヴェネツィア・ビエンナーレのシンガポール館代表。世界各国で個展を開催するなど、国際的に⾼い評価を得ている。⾃⾝が設⽴した「The Institute of Critical Zoologists(批判的動物学研究所)」を通じ、⼈間中⼼の視点を問い直す活動を続けている。


■CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)

CHARLES & KEITHは、すべての⼥性に⾃信を与え、エンパワーメントするグローバルブランドを構築するというビジョンのもと、1996年に設⽴されました。

シンガポールの⼀軒の靴屋から始まり、現在は世界34カ国以上の店舗やオンラインで、ダイナミックなショッピング体験を展開しています。常に消費者を第⼀に考え、実現可能で魅⼒的なブランド体験を提供することを⽬標に、フットウェア、バッグ、アイウェア、アクセサリーなど、⾃分⾃⾝を表現できるようなコレクションを⽣み出しています。


■「deer of tokyo」展

期間:2025年10⽉30⽇(⽊)〜11⽉10⽇(⽉)

会場:CHARLES & KEITH 渋⾕店(東京都渋⾕区宇⽥川町17-3)

営業時間:12:00〜21:00

⼊場:無料

https://www.charleskeith.jp/jp

「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する史上初の大規模展『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』の入場チケットを販売開始。ARグラスを装着し、電脳感覚で楽しむ拡張原画体験チケットも登場!

2025/10/30
by 遠藤 友香

執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会(株式会社講談社、森ビル株式会社、KDDI 株式会社、株式会社プロダクション・アイジー、株式会社パルコ、株式会社バンダイナムコフィルムワークス)は、2026年1月30 日(金)から4月5日(日)まで、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」にて開催する『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』の入場チケットを、2025年10月28日(火)10時00分より販売開始中です。

今回は、通常入場チケットのほか、3種類の特典付き入場チケットと、開幕初日から3日間(2026年1 月30日、31日、2月1日)限定で発売する特別先行チケット(特典付き)をご用意。

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©︎士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会 ※特典の画像はイメージです。実物とは異なる場合があります。


なかでも注目は、1995年公開、押井守監督による SF アニメ作品の金字塔「GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊」の劇場公開 30 周年を記念して 1,995枚制作されたオリジナルデザインTシャツ付き「30 周年記念“1995”チケット」。Tシャツデザインには、「草薙素子」を象徴的としたビジュアルと本展覧会のロゴを特別に採用しています。

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©︎士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会 ※特典の画像はイメージです。実物とは異なる場合があります。

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©︎士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会 ※特典の画像はイメージです。実物とは異なる場合があります。


その他、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の実際に上映に使用された35㎜フィルムから印象的な
シーンを厳選して切り出した「複製フィルム」が付いたチケットや、全アニメシリーズの「草薙素子」がコラージュされた本展覧会のキービジュアルをあしらったオリジナルデザインのトートバッグ付きチケットなど、コレクション性の高いラインアップが勢揃いし、ファン必見のアイテムとなっています。

さらに、会場で初展開されるARグラスを装着し電脳感覚で楽しむ拡張原画体験「電脳 VISION 体験チケット」も発売。草薙素子が身につけているグラスをイメージしたARグラスを装着し、ファン待望の“電脳化”を実際に体験することが可能です。

展示をただ“観る”だけでなく、自らが攻殻機動隊の世界=電脳空間に“DIVE”できる、まったく新しい没入型体験を実現。案内役は、アニメ S.A.C.シリーズでおなじみのタチコマが担当し、作品の世界観をより深く楽しむことができます。

【展覧会更新情報を一部公開!】
●未公開資料を含む貴重なアーカイブが 1,000点以上に拡張!また、2026年新作アニメ原画を先行公開

「攻殻機動隊」シリーズ全体の制作過程で生まれた膨大な原画、設定資料、絵コンテなど、未公開資料を含むアーカイブの展示を600点(2025年7月発表情報)から1,000点以上に拡張しました。さらに、2026年公開予定の新作アニメの未公開原画も世界で初めて先行で公開します。

●秘蔵”カット袋”開封体験

“カット袋”とは、アニメ制作の過程で、カットごとに資料を収めた袋のこと。本展では、その制作の裏側を覗ける“カット袋”を開封できる体験が登場します。3,000点以上にも及ぶ膨大なカット袋の中から、鑑賞者自身の手で一枚一枚を開けて“発掘”できる新感覚の展示です。アニメ制作の現場に立ち会っているような臨場感と、未知の原画を見つけ出す“宝探し”のような高揚感を味わうことができます。

●過去最大規模のオリジナルグッズを、攻殻機動隊の世界を再現したイマーシブストアで販売

会場内には、これから発表されるコラボレーショングッズをはじめ、本展限定のオリジナルアイテムが並ぶイマーシブストアが登場。「攻殻機動隊」の世界観をリアルに再現した空間で、ここでしか手に入らない特別なショッピング体験を楽しむことができます。展覧会で感じた興奮と余韻を、そのままショップでも味わえる、まさに“電脳空間から現実へ”とつながる、新しい没入型の購買体験です。

●作品を愛する国内外のクリエイターたちとのコラボイベント実施

攻殻機動隊をこよなく愛するクリエイターたちが一堂に会し、作品の魅力や自身の創作に与えた影響、未来のテクノロジーと人間の関係についてなど、それぞれの好きを語り合う公開対談イベントを実施予定です。登壇者は順次、公式SNSにて発表。今後の情報公開にぜひご期待ください。


■攻殻機動隊展 Ghost and the Shell

会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)

会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
東京都港区虎ノ門 2-6-2

チケット情報
<LivePocket>https://sp.livepocket.jp/exhib...
<ローチケ>https://l-tike.com/ghostinthes...
※プレイガイド別に購入できるチケットが異なりますので、ご注意ください。
※各チケット詳細は、公式ホームページにて公開されます。

主催:
攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会
株式会社講談社
森ビル株式会社
KDDI 株式会社
株式会社プロダクション・アイジー
株式会社パルコ
株式会社バンダイナムコフィルムワークス

協力:株式会社 STYLY

公式 HP https://www.tokyonode.jp/sp/ex...

公式 SNS :<X>https://x.com/Gats_exhibition

<Instagram>https://www.instagram.com/ghos...

キッチンに魔法を。ル・クルーゼから、1940年に公開されたディズニー映画『ファンタジア』がモチーフの新コレクション「Disney Fantasia」が新登場!

2025/10/29
by 遠藤 友香


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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


ル・クルーゼ ジャポン株式会社は、1940年に公開されたディズニー映画『ファンタジア』がモチーフの新コレクション「Disney Fantasia」を、本日2025年10月29日(水)より発売します。

本コレクションのテーマは、「魔法 × 料理 × 音楽」です。料理とは、愛情とひらめきを込めて奏でる魔法のようなもの。食材を刻む音や調理器具が奏でるリズムは、まるで音楽の序章のようにキッチンに広がっていきます。

香り高いスパイスは魔法のパウダー。ひとふり加えるだけで、味わいに深みと驚きをもたらし、まるで転調するかのような変化が生まれます。さらに、食材を煮込む時間は、魔法が静かに熟していくクライマックスのようなもの。ゆっくりと立ち上る香りが感情を高め、そして、フタを開けた瞬間、五感を満たす“魔法の完成”が訪れるのです。
 
本コレクションでは、ミッキーマウスが魔法使いの弟子として登場するディズニー・アニメーション映画『ファンタジア』の象徴的なシーンをモチーフに、クラシックかつ幻想的なデザインを施した特別なアイテムを取り揃えています。

ル・クルーゼならではの美しいフォルムと、ディズニーの世界観が融合。キッチンでのひとときを、まるで映画のワンシーンのように彩ります。ご家族との食卓、親しい方々との集い、自分自身へのご褒美のひとときに。ル・クルーゼとディズニー・アニメーション映画『ファンタジア』が生み出す“魔法”が、日常の料理時間に特別な輝きを添えてくれることでしょう。

次に、新コレクション「Disney Fantasia」の中から、おすすめのアイテムを3点ご紹介します。


1. ミッキーマウス/ココット・エブリィ18(スターツマミ)

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ミッキーマウス/ココット・エブリィ18(スターツマミ) カラー:ニュイ、タイム、チェリーレッド(オンライン限定) ¥39,600(税込)

ディズニー映画『ファンタジア』の幻想的な世界観を映した、ル・クルーゼの「ココット・エブリィ」が登場。ミッキーマウスの顔型が施されたフタに星型のツマミが輝く、愛らしいデザインが魅力です。優れた熱循環で素材のおいしさを引き出すココット・エブリィは、炊飯にはもちろん、煮込み料理や揚げ物など幅広い料理に使えるお鍋。魔法のようなおいしさを、毎日の食卓へ。


2.ファンタジア/ネオ・マグsub4.jpg?1761703508289

ファンタジア/ネオ・マグ カラー:ニュイ、ホワイト ¥4,840(税込)

ディズニー映画『ファンタジア』の世界観を気軽に楽しめるマグカップ。カラーは夜空を思わせる深い青色「ニュイ」と、清潔感のある「ホワイト」の2色をご用意しました。それぞれに魔法使い姿のミッキーマウスの楽しいイラストが描かれています。日常使いしやすいシンプルなフォルムながらも、飲み物を注ぐたびにディズニー映画『ファンタジア』のシーンが心によみがえる、魔法のような特別感をプラスしてくれるアイテムです。

3.ファンタジア/レジェ・プレート 19cm
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ファンタジア/レジェ・プレート 19cm カラー:ニュイ、ホワイト ¥4,840(税込)


ル・クルーゼの人気のお皿「レジェ・プレート」に、ディズニー映画『ファンタジア』のイラストをあしらった限定版が登場。直径19cmの使い勝手の良いサイズで、幅広い料理やデザートにお使いいただけます。カラーは夜空を思わせる深い青色「ニュイ」と、清潔感のある「ホワイト」の2色をご用意。ネオ・マグと一緒にセット使いして、ディズニー映画『ファンタジア』をテーマにしたティータイムを楽しむのもおすすめです。

以上、ル・クルーゼから登場した、ディズニー映画『ファンタジア』がモチーフの新コレクション「Disney Fantasia」をご紹介しました。ぜひ、お家時間にも大好きなディズニーの世界感を満喫してみてはいかがでしょうか。

時代を越え世界中で愛され続けている、人気アクションコメディ漫画『シティーハンター』の作品史上最大規模の原画展を開催。リョウと香、二人の運命的な出会いから、最高のパートナーになるまでの絆の物語を追体験

2025/10/29
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


シティーハンター大原画展 東京会場実行委員会は、漫画『シティーハンター』が2025年に40周年を迎えたことを記念して、作品史上最大規模の原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」を、2025年11月22日(土)~12月28日(日)の期間中に上野の森美術館にて開催します。

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『シティーハンター』は、超一流の腕前を持つものの、美女に目がない始末屋(スイーパー)・冴羽リョウと、そんな彼を公私にわたり支える相棒の槇村香のコンビが、軽妙なユーモアと胸躍るアクションで様々な依頼を解決していく姿が、時代を越え世界中で愛され続けている、人気アクションコメディ漫画です。%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%82%99%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%EF%BC%88%E7%8D%A0%EF%BC%89.png?1761705327601

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本展は、リョウと香の二人の運命的な出会いから、最高のパートナーになるまでの絆の物語を、400点を超える貴重な直筆原画と共に追体験できる原画展となっています。

作中でおなじみの「伝言板」や、等身大の冴羽リョウがいる「喫茶キャッツアイ」を再現したフォトスポットなども用意しており、シティーハンターの世界観に深く没入できる体験型展示を楽しむことができます。

また、会場では、ファン必見の展覧会オリジナルグッズを多数販売します。

さらに、開催地であるJR上野駅限定の特別企画も実施。ここでしか見られない告知映像の放映や、「モバイルSuica限定カードフェイス」がもらえるプレゼントキャンペーンなど、展示以外にも様々な企画の実施を予定しています。


■原作者:北条司コメント

「『シティーハンター』が40周年を迎えられたのは、これまで支えてくださったファンの皆さんのおかげです。今回の原画展では、リョウや香たちが生きた時代の熱気や、自分自身が作品に込めた思いを少しでも感じていただけたら嬉しいです。これからも彼らの物語を、皆さんの心の中で生かし続けてください」。

■シティーハンターの世界観に没入できる体験型展示/これが生のシティーハンター。史上最大400点以上の原画が、あなたの心を撃ち抜く!


本展では、『シティーハンター』の冴羽リョウと槇村香の運命的な出会いから、個性豊かな仲間たちや依頼人と築き上げた信頼、そして、リョウと香がかけがえのないパートナーとして互いを認め合うまでの軌跡を全7章構成で辿ります。

クールでコミカル、時に切なく、心を揺さぶる『シティーハンター』の物語を、上野の森美術館に凝縮します。

▼エントランス 
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新宿の街並みを抜けると、 新宿駅東口のあの伝言板が……!! ”依頼人”が伝言板に『XYZ』と書き込むと…… !? 冴羽リョウと槇村香のふたりがあなたを『シティーハンター』の世界へ誘います。

▼喫茶キャッツアイ

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海坊主が営む喫茶キャッツアイの店内では、等身大の冴羽リョウがお出迎え。

【展示原画抜粋】
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▼バリエーション豊かな会場限定オリジナルグッズの販売
会場のみで入手可能な”限定”オリジナルグッズを多数販売します。ご来場の記念に、そして最高の思い出の証にぜひ手に入れてみては?

1.シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~  ガラス越しのKISS スノードーム
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作品の名シーン「ガラス越しのKISS」がスノードームとして登場!

2.シティーハンター40thビジュアル 回転アクリルスタンド
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回転するアクリルスタンドです。ぜひ一度手に取って回転させてみてください。


3.10gハンマーキーホルダー

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あのハンマーを重量10gで忠実にミニチュア化。見た目の再現度はもちろん、手に取ったときのリアルな重みも楽しめるファン必携のアイテムです。


ぜひこの機会に、40年の時を超えて輝き続ける『シティーハンター』の尽きることのない魅力を、心ゆくまでご堪能ください。

▼展覧会チケット情報 ※発売中
通常チケットのほか、先駆けいち早く展覧会を楽しみたい方のために、11/22-23日時指定券をご用意。ほかにも、「オリジナルスノードーム」や「オリジナルピンズ」が特典のセット券、バラエティ豊かなチケットを販売します。チケットの詳細は展覧会HPや各プレイガイドをご参照ください。

■チケット販売URL
イープラス
通期券・11/22-23日時指定券
https://eplus.jp/cityhunter40t...

JRE MALL
・通期券
https://event.jreast.co.jp/act...
・11/22-23日時指定券
https://event.jreast.co.jp/act...

■チケット詳細
11/22-23日時指定券:3,500円※1
当日券:一般 2,900円 小・中学生 1,100円
前売券:一般 2,500円 小・中学生 800円
パートナー券:4,500円※2
特典グッズ付きチケット①:10,000円※3
特典グッズ付きチケット②:13,000円※3
*全て税込です。
*特典画像はイメージです。予告なくデザインが変更になる場合があります。

※1 
11月22日(土)、23日(日)、1時間毎の時間指定、入場特典(ホロステッカー)※非売品
この2日間は通常ほ前売り券・当日券ではご入場いただけません。

※2
パートナー券は期間限定販売 9月25日(木)~10月10日(金)
入場の際は2名でご来場ください。1名ずつのご入場はできません。

※3 
特典グッズ①「シティーハンター大原画展オリジナルスノードーム」
特典グッズ②「シティーハンター大原画展オリジナルピンズセット」

「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」
開催期間:2025年11月22日(土)~12月28日(日)
開場時間:10:00~17:00 (最終入場 16:30)
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園 1-2)
主催:東映・コアミックス
公式サイト: https://www.cityhunter-ex.jp
X: https://x.com/cityhunter_ex
Instagram: https://www.instagram.com/city...

『妃たちのオーダーメイド「セーヴル フランス宮廷の磁器-マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-」』が、細見美術館で開催中

2025/10/26
by 遠藤 友香

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取材:遠藤友香(Yuka Endo)


さまざまな陶磁器に焦点を当てた京都・細見美術館「陶磁器に出会う」シリーズ。10回目となる今回は、陶磁器の最高峰とされる「フランス宮廷の磁器 セーヴル」に焦点を当てた展覧会『妃たちのオーダーメイド「セーヴル フランス宮廷の磁器-マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-」』を、2026年2月1日(日)まで開催中です。

ヨーロッパ諸国が憧れた東洋の白い磁器「セーヴル」。18世紀にマイセン窯が初めて焼成に成功しましたが、真に西洋的といえるスタイルを創り出したのは、フランスのブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所でした。この設立にはポンパドゥール侯爵夫人と国王ルイ15世が深く関わり、贅を尽くした華やかなセーヴル磁器がその後もフランス王国、帝国、共和国によって引き継がれ、今日に至っています。

セーヴル磁器は、当時の流行を取り入れた意匠や、華麗で精緻な絵画表現、発色の繊細さを特徴とします。王侯貴族向けの注文生産であったことから現存数も限られていますが、近年、優れたセーヴル磁器のコレクションが日本でも確立されてきました。

王侯貴族向けの注文生産であったことから現存数も限られていますが、近年、優れたセーヴル磁器のコレクションが日本でも確立されてきました。

本展は国王ルイ15世からナポレオン帝政時代の作品を中心に、厳選された国内コレクション約130件の名品で構成されています。ポンパドゥール侯爵夫人や王妃マリー=アントワネットなどが、こよなく愛したセーヴル磁器の魅力が垣間見られる貴重な機会となっています。

今回は、本展からおすすめのセーヴル磁器をピックアップしてご紹介します。


第1章:ヴァンセンヌからセーヴルへーポンパドゥール侯爵夫人の夢ー

セーヴル窯の前身は、1740年頃にパリの東方にあるヴァンセンヌ城にシャンティイ窯から逃れてきた陶工デュボア兄弟に始まります。

活動を本格化させたヴァンセンヌ窯は、1756年にはポンパドゥール侯爵夫人の居城ヴェルビューに近いセーヴルへ移転して「セーヴル窯」に改称し、1759年には夫人の献言により、ルイ15世(在位1715‐1774)の全額出資によって運営される「王立磁器製作所」となりました。王立セーヴル磁器製作所の成功は、フランス国王の絶大なバックアップがあればこそ達成されました。資金だけでなく、化学者、デザイナー、彫刻家、画家、金工家など、当時の第一線で活躍する技術者・芸術家を制作に投入しました。

この時期に見られる、精緻で優美な絵付と軽やかな色彩、優雅な曲線で構成される器形は、繊細華麗な逸楽の世界を表現するロココ美術の特色をよく示しています。絵付や彫塑のモチーフには、自然な姿の花々や鳥、天使たち、田園の中で幸せそうに過ごす子供たちや愛のやり取りをする羊飼いの男女の姿などが好まれました。ポンパドゥール侯爵夫人が愛した芸術家フランソワ・ブーシェの描く世界であり、実際に絵付や彫塑の下絵をブーシェが提供した例も多く見られます。

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瑠璃地紅彩金彩天使図双耳蓋付ミルクカップ&ソーサ― カップ:1755年 ソーサ―:1758年 個人蔵


把手が二つの蓋の付いたカップは温かなミルク用です。プライベートタイムのための器として注文されたのでしょう。恋の神として弓矢を持つプット(天使)が描かれています。窓絵を縁取る優雅な花文のカルトゥーシュ(装飾枠)の金彩が豪華です。

 02.jpg?1761455700907色絵花 1750-60年代 個人蔵


カーネーション、ラナンキュラス、チューリップ、クチナシ、薔薇などの多種にわたる磁器製の花。薄い花びらの一枚一枚まで実在の姿に忠実に形作られ、色絵が釉薬に融け込んでまるで生きた花のようです。他の窯には模倣できない完成度から人気の的になり、マイセン窯でさえセーヴル磁器の花で合作の作品を作りました。


<ポンパドゥール侯爵夫人>

本名ジャンヌ=アントワネット・ポワッソン。フランスの宮廷人でロココ文化の象徴。文化的教養があり、その美貌と才覚により1745年にルイ15世の寵姫となる。王立セーヴル磁器製作所や、建造物監督官であった実弟マリニー公の建築計画に助言を与え、また百科全書出版計画を援護するなど、文芸を保護した。ブーシェをはじめ、多くの芸術家のパトロンとして宮廷にロココ文化を広めた。


第2章:マリー=アントワネットの宮廷でー王立磁器製作所の洗練と萌芽ー

ルイ16世(在位1774-1792)はセーヴル磁器の最大のパトロン、愛好家でした。ヴェルサイユ宮殿をはじめとする王宮の数々をセーヴル磁器で満たし、王妃マリー=アントワネットに贈るほか、国内外の外交用、政治用の贈答に使用したそうです。

この時代のセーヴル窯の製品には、ポンパドゥール侯爵夫人時代の形や文様を引き継ぎつつ、より軽やかな作風に変化したものが多く見られます。それらに王妃マリー=アントワネットがリードした、当時流行の服飾や室内装飾に共通する意匠の作品が加わっています。

また、新古典主義を反映した作品も並行して作られました。ポンペイなどの古代遺跡が発見されたことに刺激された新古典主義がヨーロッパに広がると、甘美で装飾的なロココ様式に対して、ギリシア・ローマを模範とし、より均整の取れた荘重な様式を取り込んだ作品が現れます。ギリシア・ローマ彫像風の人物文や左右対称で均整の取れた抽象的な唐草文、古代風の形姿の壺など、19世紀初頭の新古典主義の盛期を予感させる作品が作られました。

長らく課題であった硬質磁器の製造技術は1773年末にヴェルサイユ宮殿の展示会に出展されるまでに至りました。1400℃以上で短時間に焼成する硬質磁器は、丈夫で生産効率が高いもの。軟質磁器はその風合いと色彩の豊かさゆえに変わらぬ人気を保ち、硬質磁器・軟質磁器両者が並行して製作される状況が続きました。

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ビスク彫像「クラバットの飾り結び」原型 1766年 実年代 1770年頃 個人蔵


クラバットはネクタイの原型。女性が男性のクラバットを結ぶ愛の場面を描いた彫像で、室内や食卓の飾り用に作られました。セーヴル窯の無釉白磁(ビスク)彫像は純白の大理石風の風合いが人気を博し、現代に至るまで作られ続けています。

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黄地色絵鳥図皿 1793年 個人蔵


淡い黄色の帯文様の皿の中央には、自然界そのままの鳥の姿を映した絵が描かれています。フランスの博物学者、数学者、植物学者であるジョルジュ=ルイ・ルクレール・ド・ビュフォンは1770-86年にかけて『鳥類自然誌』を出版し、それに基づいた写実性のある絵付が好評となりました。

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色絵金彩真珠花文皿 1781年 Masa’s Collection蔵


この「真珠と矢車菊の帯飾り」のサーヴィスは、マリー=アントワネット王妃が注文した中で最も点数の多い293点からなります。帯文様は真珠と矢車菊で、清楚な雰囲気を作り、軟質磁器の柔らかい白色が目立っています。


<ルイ16世>

ブルボン朝第5代のフランス国王。ルイ15世の孫。在位中の1789年にフランス革命がおこり1792年に王権が停止され、翌年1793年に処刑された。フランス最後の絶対君主であり、フランス最初の立憲君主である。1770年頃からルイ16世の治世を通じて「ルイ16世式」と呼ばれる装飾様式が流行した。古代遺跡発見の美術品に刺激された「ギリシア風」が風靡し、前時代の動きに富んだ様式とは対照的に直線的な要素が増え、古典的な節度と均整を重視した典雅明快なものとなった。

<マリー=アントワネット>

フランス国王ルイ16世の王妃。神聖ローマ皇帝フランツ1世とオーストリア女大公マリア・テレジアの第15子としてウィーンに生まれたオーストリア皇女。フランスとオーストリアの同盟に伴う外交政策の一環として1770年にフランス王太子(のちのルイ16世)と結婚。1774年ルイ16世の即位と共にフランス王妃となる。1789年にフランス革命が勃発し、1793年に処刑された。ルイ15世死後から80年代にかけて宮廷のモードに大きな影響力を持った。


第3章:マリー=ルイーズとナポレオンの時代ー改革とアンピール様式ー

約10年間続いたフランス革命により、セーヴル窯は存亡の危機に見舞われました。重要な顧客である貴族の多くが死亡するか亡命したためです。財政難に陥り、運営組織も革命の影響で混迷しました。

しかし、ヨーロッパ中で得ていた高い名声のためか、その閉鎖は免れました。1800年に内務大臣のリュシアン・ボナパルトの通達により、年若いアレクサンドル・ブロンニャールが所長となりました。ブロンニャールは優秀な化学者、鉱物学者、地質学者であっただけでなく、合理的な考えを持った管理者、経営者として優れた能力を発揮し、没年まで所長としてセーヴル窯の近代化に努めました。コストのかかる軟質磁器の生産をやめ、生産効率の良い硬質磁器生産に大きく舵を切りました。

王侯貴族の私生活に資するような細々とした器種はなくなり、記念碑的なテーマ性を持った連作ものや公的傾向の強い正餐用サーヴィス、威信財的な大型の壺類などを歴代の国家元首の好みに沿って製作しました。技術をさらに高め、油絵に比肩する絵画的な絵付作品も製作しました。また、新古典主義を反映した、荘重・謹厳な趣のアンピール(帝政)様式を創出しました。

ナポレオン皇帝もセーヴル磁器に着目し、外交用・贈答用として活用しました。最初の皇妃ジョセフィーヌ、そしてオーストリア・ハプスブルク家からナポレオン皇帝に嫁ぎ、皇嗣を産んだマリー=ルイーズもセーヴル磁器を愛用しました。奇しくもマリー=ルイーズが亡くなった1847年はブロンニャールが亡くなった年でもあります。そこで一つの時代が終わりました。

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金地色絵昆虫文台皿付砂糖壺 1807年 Masa’s Collection 蔵


伝承によれば、ナポレオン1世が使ったとされる砂糖壺です。ナポレオンが好んだエジプト的な造形を金色で覆い、実物さながらの昆虫をその中央に配しています。その斬新さからくる印象は、ナポレオン1世にふさわしいものと言えるでしょう。

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淡紅地金彩コーヒーサーヴィス 1838年 個人蔵


このコーヒーサーヴィスの特色は「ゴドロン」と呼ばれる丸みを持つ畝(うね)の造形にあります。西洋の装飾では、柱、壺類やグラスなどの胴部のデザインに多用されています。ほかに白色、青色などの同じサーヴィスがありますが、ピンクは珍しいそうです。

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淡青地色絵金彩出漁図皿 1839年 個人蔵


こちらは絵付というカテゴリーを逸脱する技量を発揮したアンブローズ・ルイ・ギャルヌレによる漁の風景のサーヴィスです。描かれた図柄はすべて異なる風景で、海上で漁をする男たちの一瞬の動きを見事に描き出しています。


以上、京都・細見美術館にて開催中の陶磁器の最高峰とされる「フランス宮廷の磁器 セーヴル」に焦点を当てた展覧会『妃たちのオーダーメイド「セーヴル フランス宮廷の磁器-マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-」』についてご紹介しました、ぜひ会場に足を運んで、セーヴル磁器の世界感に浸ってみてはいかがでしょうか。


■妃たちのオーダーメイド「セーヴル フランス宮廷の磁器-マダム‧ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-」

会期:2025年10⽉25⽇(⼟)ー2026年2⽉1⽇(⽇)
開館時間:午前10時〜午後5時
休館⽇:毎週⽉曜⽇(祝⽇の場合、翌⽕曜⽇)、年末年始(2025年12⽉22⽇(⽉)ー1⽉5⽇(⽉))
⼊館料:⼀般 2,000円 学⽣ 1,500円 
主催:細⾒美術館 京都新聞
後援:京都市内博物館施設連絡協議会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
会場:細⾒美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 http://www.emuseum.or.jp
事前予約不要 | 混雑時は⼊場をお待ちいただく場合があります。

1950年代から1960年代の日本の女性美術家による、アクションへの対抗意識と独自の挑戦の軌跡「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」

2025/10/26
by 遠藤 友香

「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展示風景 (左)山崎つる子《作品》1957/2001年 芦屋市立美術博物館蔵 (右)山崎つる子《作品》1964年 芦屋市立美術博物館蔵


執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


1950年代から60年代にかけての女性美術家たちの創作活動を「アンチ・アクション」というキーワードから見直し、日本の近現代美術史の再解釈を試みる展覧会「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」が、2025年11月30日(日)まで愛知県・豊田市美術館にて開催中です。

当時、日本では短期間ながら女性美術家が前衛美術の領域で大きな注目を集めました。これを後押ししたのが、欧米を中心に隆盛し、フランス経由で流入した抽象芸術運動「アンフォルメル(非定型)」と、それに応じる批評言説でした。

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「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展示風景 (手前)多田美波《周波数37303030MC》1963年 東京国立近代美術館蔵


しかし「アンフォルメル」が一時的な「旋風」に過ぎなかったとの反省のもと、「アクション・ペインティング」という様式概念がアメリカから導入されるのに伴い、そうした女性芸術家たちは如実に批評対象から外されていきます。豪快さや力強さといった男性性と親密な「アクション」の概念に男性批評家たちが反応し、伝統的なジェンダー秩序の揺り戻しが生じたのです。

中嶋泉氏は『アンチ・アクションー日本戦後絵画と女性画家』(2019年)で、こうした経緯を分析したうえで、「アクション」時代に別のかたちで応答した女性の美術家たちの創作を指し、「アンチ・アクション」という言葉を提案しました。

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田中敦子《Work 1963 B》1963年 豊田市美術館蔵 ©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association

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福島秀子《作品 109 》1959年 高松市美術館蔵


本展では、ジェンダー研究の観点から美術史の読み直しを図る『アンチ・アクション』を起点に、むやみに神秘化され、あるいは歴史的な語りから疎外されてきた芸術家たちを紹介しています。同書で中心的に語られた草間彌生、田中敦子、福島秀子の3人をはじめ、これまでの先行研究の蓄積と本展のための調査をふまえ、計14名による作品約120点を展示。

豊田市美術館は、本展が同時代の美術史研究の成果を広く紹介するとともに、多くの方々にとって作品あるいは作品の評価というものの見え方を、さらに豊かにする機会となってくれればと語っています。

ぜひ、会場に足を運んで「彼女たち」のアクションへの対抗意識と、独自の挑戦の軌跡にご注目ください。


【出品作家】
赤穴桂子、芥川(間所)紗織、榎本和子、江見絹子、草間彌生、白髪富士子、多田美波、田中敦子、田中田鶴子、田部光子、福島秀子、宮脇愛子、毛利眞美、山崎つる子


アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦

会期:2025年10月4日(土)ー11月30日(日)
開館時間:10時〜17時30分(入場は17時まで)
休館日:月曜日(11月3日、24日は開館)
観覧料:一般1,500円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
*オンラインチケット、前売券及び20名以上の団体は200円割引(他割引との併用不可)
*本チケットで美術館本館のコレクション展及び髙橋節郎館の展示もご覧いただけます。
*国際芸術祭あいち2025フリーパス又は1dayパスご提示で100円割引(他割引との併用不可)
*高校・大学生の方は、学生証をご提示ください。
*観覧料の減免について(要証明)
– 障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)
– 豊田市内在住又は在学の高校生の方
– 豊田市内在住の18歳以下の方(満18歳から最初の3月31日まで)
– 豊田市内在住の満70歳以上の方
– その他、観覧料の減免対象者及び割引等についてはこちらをご確認ください。

主催:豊田市美術館
共催:朝日新聞社
学術協力:中嶋泉

存在の宇宙、認識の宇宙を体感できる「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が、2025年10月7日にオープン!

2025/10/25
by 遠藤 友香

チームラボ《メガリス》©チームラボ

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チームラボ バイオヴォルテックス 京都


執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


チームラボ バイオヴォルテックス 京都有限責任事業組合と、アートコレクティブ「teamLab(チームラボ)」は、京都市が進める京都駅東南部エリアプロジェクトの一環として、京都市南区に常設アートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」を、2025年10月7日(火)にオープンしました。

京都駅徒歩圏内に位置する本ミュージアムは、延べ面積約10,000平方メートルの空間が、日本未発表作品を含む50以上の作品群で構成される、国内最大規模のチームラボのミュージアムです。

チームラボは集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団です。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されています。

ここで、チームラボのあゆみについてご紹介。チームラボは「集団的創造の実験の場」として、2001年に代表の猪子寿之氏とその友人4名によって創業されました。チームラボの関心は、多様な専門家たちが知恵を出し合って作っていく過程を通して新たな経験を生み出すことにあり、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っているとのこと。

チームラボ は設立以来、デジタルテクノロジーを使った新しいアートを創っており、デジタルによる新たなアートを創ることで人類の価値観を変え、人類を前に進めたいと、起業当初から考えていました。当初、アートで経済的にチームを維持する方法を想像できていなかったそうですが、一方でチームラボはデジタルテクノロジーや創造性の力を信じており、ジャンルに囚われることなく新しい作品を作り続けていました。経済的にチームラボを存続させるために、ウェブやシステムのようなソリューションといった、クライアントからの受託の仕事をしていました。

社会的にはソリューションの仕事のほうが評価されていてお金になる一方で、アートは評価されずまったくお金にならない、そんな状況がしばらく続いていました。そんな中、現代美術家の村上隆氏に「世界で発表しなさい」とアドバイスをいただき、2011年に台北のカイカイキキギャラリーにて、初めての個展を開催したことが、今の国際的なアートワールドでアート活動への大きなきっかけとなりました。

以降、シンガポールビエンナーレ2013をはじめ、世界の大都市で開催される現代アート展にて作品を展示する機会が増えていきました。2014年には、ニューヨークのペースギャラリーがチームラボの作品展示を支援してくれるようになります。2014年にチームラボ初の単独アート展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を東京で開催し、以降、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催しています。

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オープンを記念して実施されたオープニングテープカットセレモニーでは、松井孝治京都市長、下村あきら京都市会議長、九十九壽雄山王学区自治連合会長、そしてチームラボ代表猪子寿之氏がテープカットを行いました。

<京都市長 松井孝治氏のコメント>

本年10月、京都駅東南部エリアに常設アートミュージアム「チームラボバイオヴォルテックス京都」が開業することを心から嬉しく思います。

チームラボの皆様は、国内外問わずアートの概念を覆すような新たな感動体験を創造してこられました。今世界では終わりの見えない戦争が相次ぎ、孤立や分断が広がっています。そんな時代だからこそ、テクノロジーとアート、作品と鑑賞者など、あらゆる境界を乗り越えてきたチームラボの作品は、多くの人々の心を揺さぶることでしょう。

今回のミュージアムの開業をきっかけに、長年多文化共生の取組を重ねてきた東南部エリアの歴史的な文脈に新たな風を吹き込み、京都の更なる活性化にも大きく寄与するものと期待しています。

京都市といたしましても、本ミュージアムの開業をきっかけに、文化芸術によるまちづくりを一層進めると共に、日本中、世界中の人々から、住みたい、働きたい、活躍したいと思われ、選ばれるまちとなるよう、様々なチャレンジを重ねてまいります。

<チームラボ代表 猪子寿之氏のコメント>

チームラボの初期、空間の平面化の論理を模索していた頃、京都の寺院や庭園を訪れる中で、日本の古典絵画が「歩きながら体験する身体的な空間芸術」であることに気づきました。

作品世界が身体と連続し、人々の存在によって変化し、自分と一体となる身体的美術、そして意志のある身体で歩きながら体験していく、無限に広がる身体的な空間芸術をつくろうと思ったのです。そして、作品同士も関係しあい、境界なく連続し、連続することそのものが美しいと感じるような、境界なく連続する一つの世界を模索しはじめました。

私たちは、やがて存在そのものを模索しはじめました。物体ではなく、特別な環境を創り、環境が生んだ現象によって作品を創ることを模索したのです。そして、それらを「環境現象」と呼ぶことにしました。

また「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」では、物体ではないものの存在を、人間の認識の世界で作り上げることを試みはじめました。物体的ではないものを、身体と認識によって彫刻するのです。ここは、新しい存在の可能性を感じ、認識が拡張する場所。存在の宇宙、認識の宇宙なのです。


「チームラボバイオヴォルテックス京都」は、「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトにした日本未発表作品《質量も形もない彫刻》をはじめ、初公開作品《メガリス》《生と回帰の儚い抽象》、そして教育的なプロジェクトをテーマとした、複雑で立体的な創造的運動空間「運動の森」や、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」スケッチファクトリーなど、50以上の作品群で構成されています。

次に、おすすめの作品を3点厳選してピックアップします。

1.《質量も形もない彫刻 / Massless Amorphous Sculpture》03.jpg?1761371742340

チームラボ《質量も形もない彫刻》©チームラボ


浮遊する巨大な彫刻は、泡の海から生まれ、質量の概念を超越し、地面に沈むこともなく、天井まで上がりきることもなく、空間の中ほどを漂う。この浮遊する彫刻の存在の輪郭は曖昧で、千切れて小さくなったり、くっついて大きくなったりする。人がこの彫刻に身体ごと入り込んでも存在は維持され、人々によって壊されても、自ら修復する。しかし、塊は、自ら修復できる範囲を超えて破壊された時、修復が追いつかず崩れていく。そして、人々が押したり、横にのけようとしても、この彫刻を動かすことができないし、人々が風をあおげば、彫刻は散り散りになってしまう。人間の物理的な行為では、この彫刻を動かすことすらできない。

この空間には、物質は、水と空気とごく普通の石鹸しか存在していない。空間を泡で埋め尽くし、特異な環境を創り、空間にエネルギーの秩序を生み出す。そうすると、泡の海から巨大な塊が生まれ、浮き上がり、中空に定常する。

現在の生物学上は、生命の定義を厳密に行うことはできていないが、便宜的に、細胞を構成単位とし、代謝し、自己増殖できるものを生物と呼んでいる。つまり、全ての生物は、細胞でできている。そして、全ての細胞は、脂質二重層で構成された細胞膜で包まれている。二重層の外側は親水性、二重層の層と層の間は疎水性で、包んでいる袋の外側も内側も水である。石鹸の泡も、同じように、脂質二重層の膜に包まれていて、この彫刻を構成している泡は、構造的には細胞膜と同じである。ただし、泡の二重層は細胞とは逆に、二重層の外側は疎水性、二重層の層と層の間は親水性になっているため、袋の外側も内側も空気である。つまり、細胞が水中の袋状の膜であるならば、泡は空気中の袋状の膜である。

この彫刻は、生物の構成単位である細胞と同じ構造の物質と、環境が生んだエネルギーの秩序によって創られている。

生命も、外部から食物として物質とエネルギーを取り込み、物質を排出し、エネルギーを外に散逸させながら、秩序構造をつくりあげている。生命は、渦と同じように、外部環境が生む物質とエネルギーの流れの中にある存在であり、その存在の輪郭は曖昧なのである。

生命の構造は、その流れがつくるエネルギーの秩序であり、生命は、物質とエネルギーの流れの中にある奇跡的な現象かもしれないのだ、とチームラボは語っています。


2.《呼応する小宇宙 - 固形化された光 / Resonating Microcosms - Solidified Light》04.jpg?1761371862995

チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光の色》©チームラボ


チームラボは色の概念を更新することを試みている。ovoidは「固形化された光の色」と名付けられた新しい概念の色、32色で変化していく。

ovoidは太陽の下では周りの世界を映しはじめ、太陽が沈むと共に、もしくは暗い場所ではovoidは自ら光り輝き出す。

ovoidは人に押されると、その光を強く輝かせ音色を響かせ、自ら立ち上がる。周辺のovoidも次々に呼応し同じ光を輝かせ、同じ音色を響かせ連続していく。

ovoidは、人々が何もしない時ゆっくりと明滅をはじめ、周りの世界を映しはじめる。屋外では、雨が降ったり風が吹くと反応する。作品空間は、そこにいる人々のふるまいや環境の影響を受けながらインタラクティブに変容し、人々と環境を作品の一部にしていく。それにより、作品と人々と環境、それから自分と他者が境界なく連続していく。


3.運動の森
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「運動の森」 ©チームラボ

「世界を身体で認識し、立体的に考える」をコンセプトとした立体思考の運動空間。複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って、身体によって時間変化する4次元世界に没入します。

以下、「運動の森」のコンセプトをご紹介します。


学校では身体を固定されている

学校のテストでは、「席に座って一人で静かに」受けさせられます。このことに象徴されるように、これまでの知は、身体を固定して、情報量を限定した状態で脳を動かすことでした。「1+1=」という問題があったとして、その情報量は数バイトです。つまり、身体を捨てている状態で、言語や数字という、情報量で言うと極めて少ない情報を脳で処理している状態を「知」と呼び、学校で訓練されてきたのです。ところがぱっと自分の周りを直接見渡したならば、世界は圧倒的な情報量でできているのです。

人間や世界に関わっていく力

社会性、リーダーシップやコミュニケーション能力など様々な言葉がありますが、どれも、人間や世界に関わっていく力です。そのような力は、周りにいる人々の表情や態度、周りを見渡した状況など、空間における刻々と変わる膨大な情報量を処理している非常に知的な活動です。そしてそれは、学校での勉強のように、身体を固定して限定された極小の情報量に対して働かせる知性とはだいぶ違う知的な活動なのです。

人間は世界を身体で捉え、身体で考えている

人々が感動する物語を創ったり、話したりすること、それは、正しく文章を書く訓練をいくらしたところで、できるようにはならないでしょう。自らの身体で世界を切り開いていく中で培われた経験から、その物語は紡ぎだされているのです。

人間はもっと身体で世界を捉え、身体で考えているのです。

身体は巨大な情報ネットワーク

実際、脳が身体に指示しているだけではなく、身体は、体の中のあらゆる臓器や細胞が、ダイナミックな情報交換を繰り広げている、巨大な情報ネットワークであることがわかってきています。例えば、身体を動かす筋肉や骨が、海馬(記憶や空間認識能力に関わる脳の部位)の発達や海馬へ記憶することの指示をしていることがわかってきているのです。

空間認識能力

近年、物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力である空間認識能力が言語能力や数学力に匹敵するほど重要だといわれています。空間認識能力はクリエイティビティやイノベーションにおいて主要な役割を果たしうるといわれているのです。

そして、空間認識能力に関係する海馬は、自らの身体によって多様で複雑な空間を探検し歩き回ることで発達することもわかってきています。ネズミの実験では、多様で複雑な空間を探索したネズミの海馬は、そうではないネズミの4万倍も多くの神経細胞を持ち、海馬の体積を15%増加させ、高い空間認識能力を持つのです。しかし、現代の子供は外で自由に遊べていません。ある調査によると、1981年から1997年の間に米国の子供が自由に遊ぶ時間は25%も減少しているのです。

※科学雑誌「ノーティラス」For Kids, Learning Is Moving

立体思考、高次元思考

空間認識能力とは、空間だけの話ではないのです。それは立体的に世界を捉えたり、物事を立体的に考える能力に繋がっていくものだと考えています。僕らはそれを「立体思考」、さらに高次元で考えることを「高次元思考」と呼んでいます。

チームラボは、本事業を通して、京都市が京都駅東南部エリアにおいて目指す、文化芸術や若者を基軸としたまちづくりの推進に貢献していくとのこと。ぜひ会場に足を運んで、チームラボの創造する世界感に思う存分浸ってみてはいかがでしょうか。


■チームラボ バイオヴォルテックス 京都

京都市南区東九条東岩本町21-5
https://maps.app.goo.gl/hykGEn...

開館日:2025年10月7日(火)

開館時間:9:00 - 21:00

*最終入館は19:30

*開館時間が変更になる場合があります。公式ウェブサイトをご確認ください。

休館日:11月4日(火)、11月18日(火)、12月2日(火)、12月16日(火)

*休館日が変更になる場合があります。公式ウェブサイトをご確認ください。

チケット価格:

・エントランスパス(入場日時指定)

来場と時間を事前に指定して購入するチケットです。

* 大人料金は変動価格制を導入しております。来場日や時間帯によって料金が異なりますので、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。

大人(18歳以上):3,400円〜

中学生・高校生(13 - 17歳):2,800円

子ども(4 - 12歳):1,800円

3歳以下:無料

障がい者割引:大人価格の半額

・フレキシブルパス(入場時間指定なし)

入場日のみを指定して購入するチケットです。当日は開館時間内であれば、いつでもご入場いただけます。

大人/子ども: 12,000円

チケット購入:https://www.teamlab.art/jp/e/k...

協賛:CHIEF、Klook、サードウェーブ

約1800㎡の巨大空間で、音と映像に包まれる没入型芸術体験ができるイマーシブアートを展開「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」

2025/10/23
by 遠藤 友香

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執筆者:遠藤友香(Yuka Endo)


「TOYOTA GROUP」 は、神奈川県横浜市の山下ふ頭 4 号上屋にて、リアルな文化体験と心を育む学びの瞬間を提供するイマーシブ・ミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)by TOYOTA GROUP」を、2025年12月20日(土)から2026年3月31日(火)まで開催します。

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TOYOTA GROUPは、横浜の歴史、また横浜市が掲げる文化芸術創造都市施策の理念に共感し、山下ふ頭にて、“移動と感動”の「MOVE」を提供するための「場づくり」として「ザ・ムービアム ヨコハマ」を展開。約1800㎡の巨大空間で、音と映像に包まれる没入型芸術体験ができるイマーシブアートで、自分が作品の一部となる一体感や画家の視点を追体験できます。

オープニングを彩るのは、グスタフ・クリムトからエゴン・シーレまでの激動の世紀末ウィーン芸術を表現した「美の黄金時代」と、美しい映像と音で世界を体感する「LISTEN.」の新シリーズ「ONE MOMENT」の2つのアート作品となっています。

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TOYOTA GROUP は、社会を支えるモビリティカンパニー集団として、移動手段の提供に留まらず、人々の心に寄り添い、感動の「MOVE」を与えることを目指し活動しています。これまで TOYOTA GROUP では、オーケストラやアーティストの皆さまに、販売店やオフィスの社屋を“コンサート会場”や“キャンバス”として開放する取り組みを長年続けてきました。その取り組みを更に広げ、今秋、青海・お台場エリアに、スポーツと音楽の聖地を目指す「TOYOTA ARENA TOKYO」を開業。そして今冬、世界と日本文化の“交差点”であり、伝統と革新の出会いが繰り返されることで豊かな『文化』が花ひらいた都市の一つである横浜で、アートを軸にした文化教育発信施設「ザ・ムービアム ヨコハマ」をオープンします。

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山下ふ頭4号上屋エリア一帯をアートスペースとする他、トヨタのモビリティ(トヨタ自動車が開発したさまざまなモビリティサービスに活用できるバッテリーEV:e-Palette)を活用したエリア内の回遊性を高める移動サービスを展開するなど、横浜市・山下ふ頭エリアの賑わいづくりに貢献していくとのこと。


〈コンテンツ紹介〉

■ウィーン世紀末芸術「美の黄金時代」グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ~光と影の芸術家たち~
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激しい文化的な革新の時代で、ヨーロッパの前衛芸術の中心地の一つと位置づけられていた、20 世紀への替わり目の世紀末ウィーンを探る芸術の旅を、没入型のデジタル展示で体験することができます。

スポットライトを当てるのは、装飾的な優雅さとウィーン分離派のリーダーとして知られるグスタフ・クリムトと、感情を揺さぶる生々しい作品によってこの時代の実存的な不安を写し取ったエゴン・シーレの二人の現代美術の巨匠。

没入型テクノロジー、大がかりなプロジェクション、サウンドスケープを駆使することで、空間が変貌し、引きずり込むような視覚的・感覚的体験が得られます。

■「LISTEN.」ONE MOMENT
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未来へ紡ぐ「音」のタイムカプセル「LISTEN.」は、10年をかけて世界の音楽文化を巡り、「音」の宝を映像に収めてきました。東西を結んだ騎馬民族のリズム、流浪の民のメロディ、心をひとつに結ぶ歌の宴、祖先より受け継がれる魂のダンス……イマーシブアートと融合した新シリーズ「ONE MOMENT」では、生きる力を育む「音」を旅します。04.jpg?1761214013483

「世界を『体感』しよう! 歌い、奏で、踊り、笑い、地球をもっともっと愛してゆこう!」
(「LISTEN.」プロデューサー 山口智子)


■山口智子(プロデューサー)プロフィール

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2010年から10年かけて世界の音楽文化を巡り、映像ライブラリーに収めるプロジェクト「LISTEN.」を開始。短編作品や映画を制作。https://www.the-listen-project...

2025 年には、ブダペストの「HOUSE OF MUSIC HUNGARY」にて、「LISTEN.」のエキシビションを開催。二次元コードから音楽映像を「体感」できる書籍「LISTEN.」(生きのびるブックス)を発刊。
YouTube チャンネル「山口智子の風穴!?」では、日本再発見の旅を配信中。
https://www.youtube.com/@tomok...

以上、「TOYOTA GROUP」が手掛ける、音と映像に包まれる没入型芸術体験ができるイマーシブアート「ザ・ムービアム ヨコハマ」についてご紹介しました。チケットは、本日2025年10月23日(木)より販売を開始しています。ぜひ、会場に足を運んで「ザ・ムービアム ヨコハマ」の世界感を体感してみてはいかがでしょうか。


■「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)by TOYOTA GROUP」

神奈川県横浜市山下ふ頭4号上屋 (神奈川県横浜市中区山下町 279-9)

開業日:2025年12月20日(土)〜2026年3月31日(火)

開館時間:日曜日〜木曜日・祝日 10:30〜19:30

金曜日・土曜日・祝前日 10:30〜20:30

チケット料金:

【金額は税込/オンライン販売開始=2025年10月23日(木)】
一般:オンライン販売=3,000 円 当日会場販売=3,800 円
大学生・高校生・専門学校生:オンライン販売=2,000 円 当日会場販売=2,700 円
小・中学生:オンライン販売=1,200 円 当日会場販売=1,900 円
障がい者手帳をお持ちの方:オンライン販売=2,500 円 当日会場販売=3,300 円
未就学児:無料

https://global.toyota/info/the...

公式X:https://x.com/MOVEUM_YOKOHAMA

公式 Instagram:https://www.instagram.com/move...

主催:TOYOTA GROUP

後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、オーストリア大使館観光部、横浜市にぎわいスポーツ文化局、横浜港ハーバーリゾート協会、横浜市観光協会、横浜市芸術文化振興財団、横浜商工会議所、朝日新聞社、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)、FM ヨコハマ、J-WAVE

協力:文化庁、山下公園通り会、協同組合元町エスエス会、横浜中華街発展会協同組合、横浜港振興協会、横浜高速鉄道、Y Cruise、横浜マリンタワー、ホテルニューグランド、神奈川トヨタ自動車、ウエインズトヨタ神奈川

特別協力:エプソン販売、TMONET、Quantum Mesh

制作協力:TIS